食品通販売上アップブログ

ネット通販、スマホ、ダイレクトメールを活用した食品通販を専門に扱い、売上アップをお手伝いするコンサルタント南口龍龍哉のブログ。日々、お付き合い先で実践し効果があった成功事例や失敗事例、日々の気付き、その他ノウハウなど、可能な限り読んでくれた方にとって有益になるように頑張ります。またご質問・ご相談も受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

食品通販で失敗している企業の共通点~後投資型であることの理解~

食品通販コンサルタントの南口です。

 

前回に続き「食品通販で失敗している企業の共通点」について。

 

まずは、今回も失敗共通する10例から。

  1. 通販事業の基本を理解していない
  2. 通販を自動販売機と勘違いしている
  3. 専任者がいない
  4. 施策がやり切れていない
  5. 通販が「後投資型事業」であることを理解していない
  6. 新規顧客が集まらない
  7. リピート作りが出来ていない
  8. 計画が「数字」に落とし込まれていない
  9. 構造上、収益を生まない
  10. 経営者との距離が大きく、現状共有が出来ていない

 

今回は、「5.通販が「後投資型事業」であることを理解していない」です。

 

食品通販も業態としては小売業です。

 

国税庁の日本標準産業分類からみた事業区分を見ても、

信販売は、「無店舗小売業」として分類されています。

 

一般的に小売業といえば「店舗」ですね。

 

 

店舗は、規模にもよりますが、不動産の保証金を含め、

改装代、什器、備品など1,500万円~2000万円の投資し、OPENします。

 

そしてOPENしてからは、売上から経費を差し引いた差益から

投資額を回収していくことになります。

 

例えば、1500万円の投資をし店舗を開業。

1日の売上から自分の給与も含め経費を差し引き1万円を返済に当てる、

とした場合、1年間で365万円、いったんは金利を無視すると、4年とちょっとで返済できるな、となります。

 

 

一方、通販は開業する投資といえば、

ネットショップ構築など諸々いれても150万円300万円ほど。

でも開業しただけでは、売上は上がらず、集客に投資しなければなりません。

 

さらに食品通販のビジネスモデル上、

開業当初は新規顧客比率が高く、

収益上赤字になりながらも、さらに新規顧客獲得へ投資を続けていき、

信販売で最も重要な顧客名簿を増やしていきます。

 

 

この違いを理解していなかったら、

通販事業を立ち上げたのに赤字じゃないか、

全然儲かっていないじゃないか、

という事業への不安が募り

やがて事業への投資が縮小され、事業が先細っていくことになります。

 

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リライズコンサルティング株式会社

チーフコンサルタント 南口 龍哉 (ミナミグチ タツヤ)

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